木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

木材の塗装

木材の塗料の種類と特徴

以下に木材に施す、一般的な塗料の種類と塗装方法をご紹介します。
木材博物館では木本来の美しさを引き出す為にも、自然塗料を優先的にお勧めしています。
オイルフィニッシュ - Oil finish -
オイルフィニッシュの写真1
オイルフィニッシュの写真2
ワトコオイルなどに代表される、主に亜麻仁油を原料とする塗料で塗装する方法です。木材に浸透し、内部で固まりますが、表面には塗膜をつくりません。
この方法は塗膜を作らない為、木の呼吸や湿気を吸収したりといった木本来の特性を妨げませんし、その木材が持っている色と美しさを残しつつ、耐久性などを向上させる為の塗料といえます。
見た目的には、木材を水で濡らした時よりも少し濃い自然な仕上がりとなります。(※美しく仕上げる為には複数回の塗り重ねが必要です。)
しかし、塗膜をつくらず、防腐剤なども入ってる訳ではないので屋外での使用など、強い耐久性が要求される場所での利用には向きません。
オイルフィニッシュの塗料は亜麻仁油を主としたものとシナ桐から抽出した桐油を主としたものを用います。桐油の方が耐水性には優れているといわれています。
ステイン - Stain -
ステインの写真
油性、水性の2種類がある着色料で、染める事が目的である為、塗膜などは作られません。
また、木目模様を隠すことなく、際立たせる事のできる塗料でもあります。
ウォルナット、チーク、チェリー、マホガニー、エボニーなどのそれぞれの樹種に似せた色が付く塗料が販売されています。
ツヤが出る事は基本的にないので、少し古くなったカントリー家具のような素朴な仕上がりが期待できます。
- Lacquer -
漆の写真1
漆の写真2
内容準備中
蝋 【ワックス】 - Wax -
蝋の写真1
蝋の写真2
西洋のアンティーク家具の仕上げの艶出し剤として主に使用されていた塗料です。一般的には蜂蜜を主な主成分として作られた蜜蝋を使います。
何度も何度も時間をかけて塗り重ねていく事で、深い風合いとなんともいえない高級感がでます。
熱に弱い事も特徴で、熱いものを直に置くと跡が残ります。
柿渋 - Kakishibu -
柿渋の写真1
柿渋は柿から抽出した成分で作る塗料で、数百年以上の歴史をもち、人体に無害という事が証明されています。 何度も塗り重ねる事で色が濃くなり、耐久性も増し、時間の経過ともに色が濃くなり、重厚な雰囲気が出てきます。
完全に乾いてしまえば耐水性もあるので屋外での使用にも耐えうる数少ない自然塗料のひとつといえます。
一般的には乾くまでは強い匂いがありますが、現在は匂いの少ないものもあるようです。
ウレタン - Urethane -
ウレタン塗装の写真
乾きがはやく、プラスチックと同じ成分の為、塗膜が強いという特性を持ちます。湿気などに強い耐久性がでますが、一度剥がれるれてしまうと、部分的な塗りなおしが難しいとされています。
また、塗装がすばやくできるのも特徴の為、家具などの量産品によく見られます。基本的に銘木に施す事は避けられ、高級家具などに使用される事はまずありません。
フローリングや手摺など接触が多く、汚れやすい部分に使用される事が多い塗料といえます。
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