木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

オバンコールマメ科 | 広葉樹

オバンコールの板
原産地
西アフリカのコンゴ、コートジボアール、ガーナなどの熱帯雨林地域に生育しています。
比重
気乾比重:0.80
強度
やや硬い
特徴
オバンコールは樹高が約30m、胸高直径が0.8mほどになる木です。年月を重ねた樹木は瘤状の隆起が見られ、それが木材に独特の模様をもたらします。
乾燥は早くて容易、乾燥後の狂いは中庸です。あらゆる強度基準の測定結果が平均的なレベルで、唯一、曲げ強さのみが少し高い適正が見られます。耐久性に関しても強度同様、ほぼ平均的な耐性を持っています。
加工はやや難しいが、釘打ち、ネジ止めの相性は良く、接着に対する適正も高く、仕上がりに関しても輝くような非常に美しい表面が得られます。
また、他の色が乗りやすい為、漂白して染色し、ウォールナットなどの他の木材の代用として利用される事もあるようです。
オバンコールの木
その他の名称
学名:[Guibourtia ehie]
価格
やや高価
色調
辺材の色は灰白色で、心材は黄褐色から暗茶褐色。辺材、心材の境界は明瞭で分かりやすい。縞状に黒っぽい線が入っています。
用途
オバンコールは美しい木目を活かし、高級家具、フローリングなどの内装材、小物などに利用されます。
また、スライスカットされて化粧単板として、ドアや羽目板などに使用される事も珍しくありません。
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