木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

レモンウッドアカネ科 | 広葉樹

レモンウッドの板
原産地
中米および南米の北部に生育。具体的にはキューバ、メキシコの南部、コロンビア、ベネズエラなど。
比重
気乾比重:約0.82
強度
硬い
特徴
レモンウッドは樹高15mほどの大きさになります。淡い色調の木でボックスウッドやジェルトンに似た雰囲気をもっています。
乾燥には時間がかかりますが、乾燥中の劣化は殆ど見られず、乾燥後は安定性の高い材となります。
強度的には全体的に高く、特に圧縮強さに対しての耐性は非常に高い。また、曲げ強さ、圧縮強さも持っています。
加工に関しては硬い木材ですが木理が通直で交錯する事は殆どなく、簡単には割れない為、困難はありません。釘打ち、ネジ止めに関しても問題なく、接着性も高い。
ステインや艶出し剤と相性がいいので、よく吸収し、美しい仕上がりを得る事ができます。
しかし、模様があまりなく、耐久性に関してはやや低いといわれています。
レモンウッドの木
その他の名称
デガメ、ランスウッド
学名:[Calycophyllum candidissimum]
価格
色調
辺材は白色~淡褐色、心材は薄い黄褐色。辺材と心材は色調が似ている為、境界はあまり明瞭ではない。
用途
レモンウッドはその割れにくさなどから彫刻に適した木材とされ、彫刻家から高い評価を受けています。また、道具の柄や、ビリヤードのキュー、アーチェリーの弓の材料など主に人の手が触れる製品としても利用されています。
また、弾力性が高い木材なので、フローリング材としても用いられ、そのほかの内装材、家具材などにも使用されているようです。
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