木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

カラマツマツ科 | 針葉樹

カラマツの板
原産地
関東の内陸部、東北の太平洋岸、北海道の南部などに生育しています。
比重
気乾比重:0.50
強度
やや硬い
特徴
カラマツは日本で唯一の落葉するマツで、その特性から「ラクヨウショウ」と呼ばれる事もあります。大きさは樹高が30m、直径が70cmほどになります。
節が多く、未乾燥の状態の木からは樹脂がしみ出てくる事があり、その樹脂からテレピン油という油がとれます。
カラマツは木目が荒く、硬いので加工は難しいが、強度があり、心材の水中での耐久性はかなり高いとされています。
また、一時期、植林が盛んだった時期がある為、北海道、東北、長野には植林して20~60年経ったカラマツが数多くあります。
樹皮のタンニンが良質な事でも有名です。
カラマツの木
その他の名称
ラクヨウショウ
学名:[Larix leptolepis]
価格
やや高価
色調
辺材は白褐色で、心材は紅白褐色です。辺材と心材の境界は不明瞭な為、見分けづらい。
用途
カラマツは脱脂をして、ヤニがでなくなったものは内装材、家具材などの良質な材料として使用されます。
また、樹脂から取れるテレピン油や、樹皮のタンニンを利用する事もあります。
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