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ゴンサロアルベスウルシ科 | 広葉樹

ゴンサロアルベスの板
原産地
南米のブラジル、ペルー、および中米のメキシコ、グアテマラ、ホンジュラスなどに分布しています。
比重
気乾比重:0.81~0.90
強度
やや硬い
特徴
ゴンサロアルベスは樹高が30m、胸高直径が1mほどになる木で、ココボロなどのローズウッド類の木の代用品として用いられる樹種です。
タイガーウッド、ゼブラウッド、キングウッドなどと呼ばれる事もある木ですが、それらとは全くの別の種の木材になります。

乾燥の過程でねじれがでる事がある為、乾燥は時間をかけて行う必要がありますが、乾燥後の寸土安定性は非常に高く、比重も重く重厚感があり、その見た目どおりの強度があります。
接着性の良い木材ですが、釘打ち、ネジ止めの際には下穴を開ける必要があり、刃物を鈍化させる性質をもっているので、切削する際は定期的に点検するなどの注意が必要です。

外観的には光沢がすばらしい材なので、艶出し剤などで美しい仕上がりを得る事ができます。
ゴンサロアルベスの木
その他の名称
タイガーウッド、ゼブラウッド、キングウッド
学名:[Astronium fraxinifolium]
価格
色調
やや濃い目の褐色で斑と黒い筋状の縞模様が見られます。
用途
ゴンサロアルベス家具やフローリングなどの内装材、道具類の柄の材料に用いられます。
また、その優れた耐久性を活かし、ボートの材料としても利用されます。
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