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ヨーロピアンウォルナットクルミ科 | 広葉樹

ヨーロピアンウォルナットの板
原産地
ヨーロピアンウォルナットはヨーロッパのほぼ全域に生育しており、トルコなどでも見られます。また、同種の木が中国や中東でも分布しています。
比重
気乾比重:0.64
強度
やや硬い
特徴
ヨーロピアンウォルナットは樹高が25m、胸高直径が1.2mほどの大きさの美しい木理が大変、魅力的な木です。古くから家具などに利用されていてヨーロッパを代表する銘木のひとつだと言えます。

乾燥に関しては容易で問題なく行う事ができますが、干割れの危険性があるので時間をかけておこなう方がよいとされています。また、乾燥後もやや収縮する傾向がみられるようです。
強度は重さからも想像できるように全体的にやや高いレベルにあり、蒸し曲げに対する適正と圧縮強さは高いが剛性については低い。
加工性は抜群に高く、割れにくい為、手道具でも機械でも問題ありません。釘やネジとも相性が良く、接着性も良好。仕上がりも美しいので加工する事に喜びを感じやすい木材です。

ヨーロピアンウォルナットを扱う上での注意点としては、虫の害をやや受けやすい傾向があるという事。その他の耐久性に関しては中庸です。
ヨーロピアンウォルナットの木
その他の名称
アンコナウォルナット、ブラックシーウォルナット、イングリッシュウォルナット、フレンチウォルナット、イタリアンウォルナット、ペルシャンウォルナット
学名:[Juglans regia]
価格
高価
色調
辺材は淡灰褐色で、心材は暗灰褐色。心材には不規則に入った暗褐色の筋がみられます。辺材、心材の境界は色の濃さが違う為、明瞭でわかりやすい。
用途
ヨーロピアンウォルナットは主に高級家具や内装材としてヨーロッパでは中世から利用されてきました。また、加工性の高さと美しい木目を活かし、装飾部分の材料にもよく使用されます。
その他にも彫刻などに利用され、魅力的な木目を持つものはスライスカットし、合板、ドア、羽目板に使用する為の化粧単板に加工されます。
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