木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

ラミンジンチョウゲ科 | 広葉樹

ラミンの板
原産地
主にフィリピン、マラヤ、スマトラ、ニューギニアなどの東南アジア地域に生育しています。
比重
気乾比重:0.64~0.72
強度
硬い
特徴
ラミンは樹高が24m、胸高直径が0.6~1.0mに達する木です。
ホームセンターなどで丸棒として販売されている事でも有名でいわゆる南方材である為、年輪がありません。

ラミンは生木の時は酷い匂いを放ちますが、日本で販売されているものは乾燥しているものなので匂いがある事はあまりなく、基本的に無臭です。
硬い木材の為、釘打ちを行う際はドリルなどで下穴をあける必要があります。

ラミンは1978年にインドネシアで丸太の輸出が禁止になる以前は輸入南洋材の1.5%を占め、値段も安かった為、大量に消費されていました。
上記の理由の為、現在はほとんどが製材品という形で輸入されています。
ラミンの木
その他の名称
グハル
学名:[Gonystylus bancanus]
価格
安価
色調
辺材は白色、心材は黄白色で、辺材、心材の境界は不明瞭でややわかりにくい。
用途
ラミンの身近な使用例としてはホームセンターなどで売られている事もあり、日曜大工(DIY)の材料として、よく利用されているようです。
また、その他の用途としては梱包材、内装材、構造材などで、高級なものが作られる事は基本的にありませんが、実用品として幅広く使用されています。
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