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ニレニレ科 | 広葉樹

ニレ板目
▲ ニレの板目
ニレの木
原産地
ニレは北海道の全域と本州の東北から関東の山岳地帯にかけて分布しています。
比重
気乾比重:0.63
強度
やや硬い
ニレ柾目
▲ ニレの柾目
ニレの木2
その他の名称
ハルニレ(春楡)、アカダモ
学名:[Ulmus davidiana]
価格
やや安価
色調
辺材は淡灰白色、心材は帯赤褐色で、色調がかなり異なる為、辺材、心材の境界はハッキリとしており、見分けやすい。
特徴
ニレは樹高が30m、胸高直径が1.2mほどにまで成長する木で国内の樹木の中では大きい部類に属します。また、ニレにはハルニレとアキニレがありますが、通常、単にニレと言った場合にはハルニレを指します。

乾燥は乾燥速度の調節を行う必要がある為、やや難しく、誤った方法での人工乾燥によって狂いがでている木材も少なくありません。また、乾燥中に木材の中が割れる「中割れ」が起こる事があります。

切削などの加工はやや難しい部類に属しますが、曲げに対する適正が高いので曲げ加工には向いています。
ニレの強度は広葉樹材としては中庸ですが、磨耗に対する耐性がない為、磨耗が生じやすい箇所での使用は控えた方がよいようです。

耐久性に関しては腐蝕には強いと言われていますが、様々な角度から見た場合、全体的にはそれほど耐久性のある木材ではないとされています。
用途
ニレは広葉樹の木材としては中程度のの硬さを持っていて使いやすい為、主に家具材や内装材などに使用され、美しい瘤杢がでているものは化粧単板の材料などとして利用されます。
また、ニレは割れにくいという特徴を活かし、太鼓の胴の部分の材料や彫刻の材料としても用いられます。

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