木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

カツラカツラ科 | 広葉樹

カツラの板
原産地
国内では全国的に分布しています。
比重
気乾比重:0.40~0.66
強度
やや軟らかい
カツラの木
その他の名称
ヒガツラ、アオガツラ
学名:[Cercidiphyllum japonicum]
価格
色調
辺材は帯黄白色で、心材は赤褐色、辺材、心材の境界は色が違う為、明瞭で見分けるのは容易。
特徴
カツラの木には大きく分けて二種類あり、ひとつは良質な木材とされ、一部の地域でしか生育していない「緋桂(ヒガツラ)」で、もうひとつが「青桂」と呼ばれる木です。
緋桂はその名の通り、心材が朱紅色をしており、加工性が非常によく、彫刻などに使用する場合は緋桂でないと狂いが生じてしまいます。
もうひとつの青桂はアテが多い材とされており、時間の経過とともねじれていく性質がある為、利用する際には注意が必要です。
この青桂も彫刻の材料や建材として利用されています。
また、カツラは比重の割には軟らかい木材だと言われています。
用途
カツラは主に彫刻、建材の柱や梁や家具材としてテーブルや椅子、その他にも将棋盤や碁盤の材料として使用します。
特にヒガツラはその加工性の良さと大きな材が取れる事で人気があり、現在は品薄の状態が続いています。

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