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イロコクワ科 | 広葉樹

イロコ写真1
原産地
イロコはアフリカ大陸の中部から南部付近にかけて分布しています。
比重
気乾比重:0.64
強度
やや硬い
イロコ写真2
その他の名称
カンバラ
学名:[Chlorophora excelsa]
価格
色調
辺材は淡い黄褐色で心材部分は黄褐色です。辺材と心材の境界は見分けやすく、心材は時間の経過と共に暗褐色へと変色していきます。
特徴
イロコは樹高が50m、胸高直径が2m以上にも達する木で、熱帯産の広葉樹としては非常に実用的で仕上がりが美しい事から、高級な内外装建具の材料などとして人気の高い木材です。

乾燥については乾燥中に若干の劣化が見られる事がありますが、かなり素早く乾燥させる事ができ、乾燥後は変形などの劣化のほとんどない良材となります。
イロコの強度に関しては広葉樹としては並のレベルですが、弾力性と耐衝撃性は非常に低いとされています。また、蒸し曲げの適正は中庸です。
加工は木理が交錯している事からやや困難で、イロコは材中にストーンと呼ばれる炭酸石灰の硬い推石物を含んでいる事があり、このストーンが道具の刃先を破損させる危険性がある為、定期的に刃先をチェックするなどの対応が必要です。また、加工中にでる木粉が喉や皮膚に炎症を起こさせる事がある為、なんらかの異常を感じた場合は防具をつけるなどの対策を講じてから加工した方がよいでしょう。

イロコの木材は耐久性が高い事で知られていますが、辺材部分に関してはヒラタキクイムシなどの虫害を受けやすいので、注意が必要です。
イロコはそれほど高価な木材ではなく、比重の割には硬さもあって仕上がりも美しい為、コスト的にも優れた魅力的な木材だと言えます。
用途
イロコは高級建具の材料として知られており、チークの代替材として用いられる事もあります。
また、家具や彫刻の材料としても優れており、床材などとしても利用されます。

イロコのその他の用途としては船やボート、屋外で使用されるベンチなどがあげられます。

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