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ベイヒバ | イエローシダーヒノキ科 | 針葉樹

ベイヒバの板目
▲ ベイヒバの板目
ベイヒバ写真2
原産地
アメリカのアラスカ南部からカルフォルニア北部の太平洋岸に広く生育し、カナダのバンクーバー周辺にも生息しています。
比重
気乾比重:0.50
強度
ベイヒバ柾目
▲ ベイヒバの柾目
その他の名称
イエローシダ―、アラスカイエローシダー
学名:[Chamaecyparis nootkatensis]
価格
やや高価
色調
辺材は淡黄白色、心材は黄白色です。辺材、心材の境界は不明瞭でハッキリしていません。
特徴
ベイヒバとは海外いうところのイエローシダーの事で現在ではベイヒバの名の方が広く知られているかもしれません。色と香りが青森ヒバに近いことから国内ではベイヒバの名が付けられました。

ベイヒバは大きいものだと樹高が53m、胸高直径が2mにも達するとても大きな針葉樹です。
アテが少ない為、名前の元となった青森ヒバよりも扱いやすく木材としての性質は良いとされています。

ベイヒよりも表面に美しい光沢が見られ、耐朽性もかなりあるとされています。特に水湿に対する耐性の高さと非常に腐りにくいのがベイヒバの大きな特徴です。

蓄積量はそれほど多くはなく、原産地のアメリカでは木材としての価値が認められて高級家具や内装の仕上げ材として利用されています。
用途
ベイヒバは建材、内装材、建具などの建築材として主に使用されます。

鉄道に枕木が使用されていた時代はこのベイヒバがよく利用されていました。

現在ではアメリカで高級家具の材料などとして利用されるほど価値が高まってきている為、日本国内では見かける事が少なくなりました。

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