木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

ビーチブナ科 | 広葉樹

ビーチの板
原産地
アメリカの中央部から東部、ヨーロッパ一帯、中国の海岸端などに生育しています。
比重
気乾比重:0.62~0.74
強度
やや硬い
特徴
ビーチは樹高は45mで胸高直径は1.2mほどの大きさの別名「森林の母」と呼ばれている木です。それは落ち葉が下草を駆除し、森の土壌を豊かにする腐植土になる事がその名の由来だと言われています。もし、この木の土壌を豊かにする作用がなければ他の広葉樹が育成するのが困難になると言われるほどです。

また、ビーチは日本のブナと同じ種の木で、材質も非常によく似ており、乾燥後は安定した木材になります。
欠点としては虫による害を受けやすい木なので用途によっては処理が必要なる事だと言えます。
ビーチの木
その他の名称
学名:[Fagus spp.]
価格
安価
色調
辺材は白色で、心材は乳白色。辺材、心材の境界は不明瞭で分かりづらい。
用途
ビーチは主に家具材、フローリング材、積み木や木馬などの木製の玩具に利用されます。
また、道具の柄、スポーツ用品などにも用いられる汎用的な木材です。
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