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オーストラリアンブラックウッドマメ科 | 広葉樹

オーストラリアンブラックウッドの板
原産地
主にヨーロッパ、ロシア西端、中国、北米などに分布しています。
比重
気乾比重:約0.66
強度
硬い
特徴
オーストラリアンブラックウッドの樹木は樹高が25~30m、胸高直径は1m程でアカシア属の中で最も大きな樹種のひとつです。また、交錯木理を持っている為、木目が曲がりくねっている事も特徴のひとつだといえます。
かなり重く緻密な木材で乾燥は容易、安定性も高い。釘、ネジとの相性も良く、ステインと艶出しで美しい仕上がりを得る事ができます。
辺材はヒラタキクイムシなどの虫害を受けやすく、心材は耐久性こそあるものの、シロアリなどの被害を受ける事があり、保存薬剤などでの処理も容易ではないので虫害には多少、注意が必要です。
オーストラリアンブラックウッドの木
その他の名称
学名:[Acacia melanoxylon]
価格
やや高価
色調
辺材は黄白色、心材は赤褐色から黒に近い褐色で、赤い色調を帯びた光沢のある暗褐色の縞模様があります。色調はマホガニーに似た材だといえるようです。
用途
オーストラリアンブラックウッドは装飾性の高い高級木材で最高級家具、キャビネット、羽目板などに用いられます。
また見た目の美しさから内装建具に用いられる事もあり、ビリヤードのテーブル、工具の柄、銃床、フローリング材、化粧単板、ギターなど利用方法は多岐に渡ります。
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