木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

シカモアカエデ科 | 広葉樹

シカモア写真1
原産地
中央ヨーロッパ、中国、日本などに分布しています。
比重
気乾比重:約0.61
強度
特徴
シカモアは樹高が35m、胸高直径が1.5mほどになる木で、様々な条件の土地で育成する事ができる樹種です。
人口乾燥でも天然乾燥でも問題なく乾き、乾燥後の狂いも中庸です。
シカモアは釘打ちやネジ止めと相性がよく、接着性もに良好で、元々、木材の表面の光沢が美しい木なので塗装後の仕上がりも良く、高く評価されています。
加工に関しては刃先を鈍くする性質がやや見られる為、その点をやや注意して加工の際は定期的に刃先を点検するなどした方がよいでしょう。

シカモアは腐りやすく、辺材は虫の被害を受け易いのですが保存薬剤を使う事によって、その欠点を補う事ができます。
シカモア写真2
その他の名称
シカモアプレーン、グレートメイプル、プレーン
学名:[Acer pseudoplatanus]
価格
高価
色調
辺材、心材共に乳白色でそのままでも光沢があります。色調が同じ為、辺材と心材のハッキリとした境界を見つける事は困難な材だといえます。
用途
シカモアは古くから楽器の材料としてリュートの指板や肋材、バイオリンの背板として利用されてきました。
他にも家具、木のスプーン、食品収納箱、ハンガーなどにも使用されます。
また、杢のあるものは薄くスライスして、化粧単板を作り、家具などに利用されます。
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